新学期が始まって10日ほど経ちました。この時期で思い出すのは、とにかく子どもが「疲れた、疲れた」と言っていたことです。
身体の疲れは寝れば治ります(と森田先生が言っていた)が、それだけではなく、学校で使う自信の水が追いつかないような印象がありました。
たとえ楽しくても自信の水は使うので、学校のせいにしてはいけない…といいつつも「休み明け試験」って不登校から復活したばかりの子どもにはキツイですよね。
我が家も帰宅後すぐに寝てしまったり、7時ごろから朝まで寝たり、相当な睡眠時間を取りながらも、疲労感が取れず辛かったようです。
・家で寝てばかりなので、コンプリメントができない…焦る!
・あまりに何度も聞かされると、さすがにうんざり。
・たいへんだね、乗り越える力があるよ、のトレーニングの定型文にも次第に心が込められなくなってきて…これじゃダメだ〜!
・欠席や遅刻も当然あり「また不登校に戻るのでは」と不安がムクムク…。
私だけではないと思うのですが、いかがでしょうか。本当に「登校してからが大変」です。
不登校の頃は、大変でもいいから登校してほしいと思っていたのに、いざとなると本当に大変で苦笑いです。
そんな休み明けの疲れ、毎回どれくらい続いていたかというと、1か月弱くらいでしょうか?
やはり徐々に体力もつき(長期休みにはどうしても家から出たがらず、体力が落ちていた娘です)、過眠が少しずつおさまって、コンプリメントもできるようになり、なんとか軌道に乗った感じです。
過眠はうつ病の回復期によく見られる症状と聞いたことがあります。
1日12〜13時間の過眠が1か月くらい続くのは、患者さんによくあることらしく、身体が回復している「よい兆候」ととらえられて心配はないそうです。
自信の水不足とうつ病を一緒にはできませんが、子どもに関しては、うつ病と診断されていても、コンプリメントで良くなる子はたくさんいると思うのです。
とにかく「元気になっていく過程」「そういうものだ」と親も心を落ち着けて、しっかり眠らせてあげるしかないですね。
私は子どもから「こんなに疲れて…やっていけるのか心配」と言われ、一緒に不安になってしまったことがあります。
でもこれは「回復期だ」という意識があれば、もう少しドンと構えていられたかも…と後から思いました。
赤ちゃんの頃のように、子どもが寝ている間にご自身も休息や癒やしの時間をもうけて、ぜひゆっくりしてください。
日々のコンプリメントを大切にしていれば、波はあっても必ず良くなっていきますので、この時期はだましだまし!? 頑張っていきましょう!