【不登校】コンプリメントトレーニングで再登校&電子機器制限の報告メール

以前、私が森田先生へ送った経過報告を載せます。

2017.2.25「goodですね。特定されないようにしますので、活用させてください」と、お返事をいただきました。

電子機器の制限は、各家庭の状況が違うので、森田先生との相談で進めてくださいね。


【2017年経過報告】

中1

ノート62日目
本日完全登校
電子機器禁止
コンプリメント6個

森田先生、お世話になっております。

三学期になって、遅刻登校できる日が、一進一退しながらも増えておりましたが、今日、一時間目に間に合うように登校していきました。

最後に登校した3か月前の、苦しそうな様子とは違って、当たり前のような自然な様子でした。

子どもを不登校にしてしまって、何か自分が、取り返しのつかないことをしてしまったような気がしていましたが、子育てそのものを、根本からやり直すチャンスをもらえました。

ここまでご指導くださった、森田先生には感謝の気持ちでいっぱいです。

添削やメール相談で、時に厳しい言葉をいただいたことが、私には本当に良かったです。

自分が過干渉になってしまったのは「子どもの資質のせいなので仕方ない」とこれまで思っていました。

言われなければ自然に気づくことなどできませんでした。

トレーニング延長をお願いしましたが、どうぞ厳しく言っていただけないでしょうか。

今日は今日でお祝いして、明日からさらに、頑張っていこうと思います。

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。


この頃には「コンプリメントの効果は疑う余地なし」と、親の私でも驚くような娘の様子でした。

やるべきことをしっかりやっていれば大丈夫、という安心感で、ドンと構えることが、できるようになってきました。それがさらに、好循環を生んだように思います。

森田先生への経過報告(2017.2)には続きがあり、当時コメント欄で、電子機器の制限にお困りの方が多かったので、自分の場合をまとめて書きました。

朝から登校した日、が、上では62日目、下では79日目になっています。

これは、上が提出していたコンプリメントノートの日付、下が年末年始(ノート提出お休み)を含めたり、電子機器についてのインプットを始めた日からの日数なので違っています。


【2017年】

今日をひとつの節目として、電子機器について振り返ってみました。順調そうに見えますが、私も正直大変でした。

完全不登校の日から電子機器完全に自由15日間

起きてから深夜までほとんどオンラインゲームをしている状態。開始資料を読み電子機器の害インプット開始する。

1日目、22時30分まで自由

生活習慣を正そう、登校していた頃のきまりに戻そう、の話し合い。
もっと制限したくてもどかしかったが、信頼関係、インプットの不足を感じて日にちをかけることにした。

9日目、16時から21時までの間で90分間

そろそろできそうだと感じてこの頃にした。
「学校の時間にゲームをしているのはおかしい」で子どもは納得してくれた。
開始資料の怠惰な脳の図を描いて子どもに見せて説明、見えるように机の隅に貼る。

とはいえ、ゲーム時間前後は非常に不機嫌、またゲーム中はコンプリメントが耳に入らない。

続けるうちに、だんだん制限に慣れてくる。離脱症状のようなボーっとする時間が減ってくる。
コンプリメントが少しずつ届くようになる。

50日目、この時点で遅刻登校数回だっため完全禁止

あらかじめ、この時期に朝から登校できていなければ完全禁止の話し合いをしておいた。そのため「仕方ない」と受け入れた様子。

この頃から早寝早起き、学校タイムができるようになった。絵を描く、ペットの世話、お菓子作りなど興味のあることを始める。最近は電子機器のことはあまり考えていない様子(79日目で朝から登校)。

【当時の感想】

電子機器は各家庭によって状況が様々です。我が家は昼夜逆転の期間がわりと短く、小柄な女の子なので、万が一暴れたらパパに頼もう、ぐらいの気持ちで、予定通りに進めました。

結局、暴れることはありませんでしたが、不機嫌や無気力な様子があり、操作されないように、私が気持ちを保つことは大変でした。代わりにトランプなどで、心の隙間を埋めることも、時間の捻出など少し苦労しました。

最近は、制限をしないで、進める場合もあるそうです。中高生の男の子で体格や力が大きいと、お母さんも大変かもしれません。トレーニングを受けられる方は、しっかり森田先生に相談して、よい方法を探してみてください。

どちらにしても、電子機器に深く依存している間は、再登校や安定登校は難しい、と思います。

時々、そのうち飽きるから、好きなだけやらせたらいい、と言っている方がおられます。

ゲームなど次から次へと出ますし、飽きるかどうかわからないのに、目の色を変えてゲームに没頭している子ども…見ているのも、待つことも、私は無理でした。

そのうち娘が「このゲームをもう私に渡さないで」と言ってwiiUを持ってきました。心からホッとした瞬間でした。


ゲームに没頭していたらコンプリメントなど入ってこないのは当たり前でした。最近はノイズキャンセリングのイヤホンもあるので、そんなものをつけていると、文字通りコンプリメントは、雑音として遮断されてしまいます。

「ゲームを捨てますか、子どもの人生を捨てますか」そんな風に森田先生が、よくおっしゃっていました。

制限は永久にするものではなく、コンプリメントが心に届くようになって、登校もできるようになれば、任せて、コントロールさせればいいことなのです。

取り上げて可哀相でしょうか。ある日突然切ったわけではなく、何日も何度もインプットして、何回も子どもと話し合いをして、指導にのっとって本気でやりました。

子どものためと思い、日にちを数え、時間をはかり、おまけも一切なく、ペナルティも決めた通りに…本当に大変でした。

子どもに厳しいですが、自分にとっても、厳しいのです。放っておく方がどんなに楽か、わかりません。

それでも、今読み返してみて、この頃のままにしなくて、本当に良かったと思っています。

思い出しただけでグッタリするほどですが…。

電子機器の制限には、きちんとしたやり方があります。

不登校から電子機器依存になっているお子さんに、心を痛めている方は、ぜひコンプリメントトレーニングを考えてみてくださいね。