コンプリメントトレーニングで検索すると【失敗・挫折】というワードが出てきます。
気になるけれど「うまくいかなかったら?」「きちんとした指導者なの?」と不安に思う方や、すでに受けている方で、うまくいかないと感じている方が、検索しているのでしょう。
そういった方に向けて書かれたブログが見受けられますが、私から見ると、間違った内容も多いです。
「本当に受けたのだろうか?」「本を読んで自己流でやっただけなのでは?」
修了生ならば、おかしいとすぐにわかりますが、これから受けようと検討されている方には分からないこと。
余計なお世話かもしれませんが、よく注意をして読んでいただきたいという、今回の記事です。
その人はドリームキラーかもしれない
夢や希望を妨害する考え方。たとえば「合わない人もいる」「効かない子もいる」というような、ネガティブな言葉で、意欲を削いできていないでしょうか。
コンプリメントトレーニングは確かに苦労する場面もありますが、正しく続けることで必ずよい効果が出ます。
愛情表現などできなかった、下手な私でも、なんとかやってこれました。
「あきらめない限り可能」と森田先生はよく言われますし、「子どもをなんとか救いたい」という強い気持ちがあれば、どんな親御さんでもできます。
アドラー風に言えば「やりたくなくて、やめた」のであり、そこにさまざまな理由をつけているだけなのです。
人にネガティブなシミュレーションを促す内容ではないか、よく吟味することです。
別の支援方法へ誘導している
最後まで読むと、コンプリメントトレーニングに挫折した方へ向けて、別の支援、カウンセリング、セミナー、LINE登録…を勧めていないでしょうか。
何度も言いますが、できないからトレーニングを受けるわけで、できるようになるのは大変です。うまくいかなくて、つらいこともあります。
その弱みにつけこむようなやり方は、どうかと思います。
反対に、本当の目的はこれなのかと「わかりやすい」部分もありますが、自分の支援法に自信があるのなら、それ一本で勝負すればいいのです。
コンプリメントトレーニングを引き合いに出す必要は全くありません。つまり「その程度」なのです。
「合わない人もいる、効かない子もいる」
最も残念なのはこれです。
「愛情と承認の言葉で、子どもの心のコップに自信の水を入れる」これをやりたくない親御さんがいても、それは仕方ありません。
ただ「効かない子」とは何でしょうか?
「効く前にやめた」ことを子どものせいにしているかのようです。
100組100様の親子の形があっても、それぞれの親が、我が子オリジナルのコンプリメント子育てをします。ですから共通してコンプリメントは「効きます」それも圧倒的に。
効かないように見える子どもにこそ、必要だと私は思います。
コンプリメントは子ども側からの否定で始まり、それでも親が諦めずに声かけを続けることで、信頼関係が再構築されていきます。
不登校を乗り越え、自己実現していくのは、その先。初期でやめてしまうと見られない世界の話です。
早々に「この子には効かない」とあきらめることがどんなにもったいないことか…。
それに「親から自信の水を入れてもらいたい」と心の中で望んでいない子どもが、いるとは思えません。
大人の私でも親から自信の水を入れてほしいと思うくらいなのですから。
まとめ
大人になってから、自己肯定感の低さ、自信のなさで苦しんでいる方はとても多く、それらは依存や心の病につながることもあります。
子どものうちから、自信の水たっぷりに育てられれば、先の人生はとても明るく楽しいものになるはずです。
私も今はポジティブにやっていますが、トレーニングを受ける前はひどいものでした。
コンプリメント子育てを経由して、やっと自分に自信の水を入れることができるようになったのです。
本来、人は変化を恐れ、恐怖を感じるものです。新しいことにチャレンジするのは、たとえ良いことであっても怖いもの。
失敗だ挫折だとネガティブな言葉に同調していては、うまくいくものもいかなくなります。
「自分にはできる」と言葉に出して、素直に取り組めば、明るい未来が待っているのです。
さまざまな情報がありますが、心の目でよく見て、判断していただきたいです。
その上でお気持ちが合えば、ぜひ私たち「コンプリメントで子育てする親の会」と一緒に、楽しく前向きな子育てを目指していきましょう!