森田直樹先生のzoom勉強会、夏休み明けも間近ということで80名以上の参加者がありました。
約2時間のうち、大体いつも前半は講演、後半は相談です。
講演のさらに前半は学校の先生のあり方についてのお話。
確かに、先生がコンプリメントで自信の水を入れてくださったら(親自身ももちろんやるのですが)、本当に百人力だと感じます。
私も当時、担任に森田先生の本をお渡ししてみたことがありますが「親がやる分には勝手にすればいいけれど、自分たちはやる気などない…」という印象でした。
ダメ出し、叱ってばかりの先生たちが3年続き、とても厳しかったです。
当然、不登校のお子さんがクラスに何人もいて、中高一貫の高校へ進学できないお子さんもいらっしゃいました。
私は自分の説明が下手だから理解されないのかと落ち込んでいましたが、今となっては「あの先生たちに理解は無理だった」と思うようにしています。
森田先生のお話のように、先生が皆、コンプリメントの技術を持っていれば、不登校やいじめといった問題は消えていくでしょう。
今回、先生が何名か参加してくださったそうですが、少しずつでも広まってほしいと願います。
そして、親向けの講演では、いよいよ9月も間近ということで、夏休み明けの対応についてのお話がありました。
親としては「自信の水がたまっている」と思いたいので「登校してほしい」のですが、焦らず淡々と「言われたことをやる」だけです。
言われたことをするのも難しく、中でも余計なことを言わないとか、ハードルを下げないとか、母親としては苦しいところです。
私も、子どもの反応がないので余計なことをクドクド言った苦い経験があります。難しいですよね…。
まぁ、完璧にはできなくても、できるかぎりやってみる、ということが大切です。朝の登校時間に出られなくても、早々にあきらめないこととか、意外と大切です。
今回印象に残ったのは「親が努力しなくてはいけない」という言葉です。
今まで何度も聞きましたが、どこかへ丸投げしない、自分の子どもは自分で育てる、そんな意識は常に持っていたいと思いました。
そして相談コーナー。
私は最初(数年前)、相談の時間が少し多いのではないかと思っていました。
人の相談は自分の悩みと関係がないような気がしていたのです。
でも、参加するうちに、他の方の相談が非常に参考になることに気づきました。
今回も、大変たくさんの相談者の方が勇気を出して発言してくださり、とても勉強になりました。
そういえば私は何十回も勉強会に参加していますが、発言したことがなかったような…(恥)。
相談はトレーニングを受けている・受けていた方に限られますが、大体何でも答えられる森田先生です。
夏休みの宿題の対応
始業式から一週間の過ごし方
出校日の対応
五月雨登校の場合、遊びは?
早くから学校の話はしない
送り迎えについて
コンプリメントが足りないと言われる
先生とのコミュニケーション
身体症状が続く
電子機器をどうするか
電子機器制限、きょうだいは?
補習に行けなくなった
運動会はどう工夫するか
登校に関して弱気な発言
友達がいない
担任からよく分からないと言われる
…などなど。
不登校の親御さんならば、聞いてみたい内容ではないでしょうか。
ここでの気づきは、子どもの不安はさまざまな形で表れるということです。
それにひとつずつ気を取られるよりは、一にも二にもコンプリメント、そしてドンとかまえる、なのでしょうね。
難しいですぅ〜そうそうできません〜(笑)
まぁ、先ほども書きましたように、完璧は無理でも「今自分ができる精一杯」をやっていくしかないです。必ず道は開けますので。
始業式から一週間、午後6時まで。毎日がとても長く感じられますが、がんばっていきましょう。