「え…私が黙ったら自信の水が増えたの!?」とショックを受けた話

自分の良くない癖として「不安になると口数が増える」というのがあります。

現在、娘が大学(休学中)と専門学校(入学2か月前)の狭間にいるため、私は内心「今度は大丈夫だろうか」と不安なのです。

「今度は目標があるから大丈夫!」と娘は言いますが、これまでのように、この先も何が起こるかわからない、と疑心暗鬼な私。

最近、娘に対して、どうでもいい話を続けざまにして、気を紛らわせようとしている自分に気づきました。

不安解消のためのマシンガントークなど、子どもにとっては迷惑極まりないですよね…。

そんなわけで、自分は自分の仕事に集中し、数日前から身勝手なおしゃべりを自重していました。

2日たち、3日たち…コンプリメントは平凡ですが細々といつも通り続け、ノートもなんとか書いていました。

すると何が起こったか…

今日になって娘が髪の毛を30センチも美容院で切ってきたのです。これには驚きました。

娘は中高生の頃からすごいロングヘアでした。同級生にほめられて自信の水になっている部分もあり、自身のアイデンティティでもあり…とにかくこだわりが強く、執着心さえ感じていました。

たまに切り揃える時もミリ単位で美容師に指示するほどです。怒るので、冗談でも切る話などはできませんでした。

もちろん本人に任せてはいましたが、そのうち切る時が来るのだろうか? このままずっと固執していくのだろうか? と見ていました。

それが、今日になってバッサリです。前日に突然決めて、予約を取ったそうです。

帰ってきてから「(髪の毛に)頼らなくても、自信があるから必要ない」というようなことを言いました。

森田先生が、自信の水がたまると髪を切るというお話をよくされますが、私が無駄話をやめたタイミングでこのようなことが起こり、偶然ではないように感じました。

もしかすると、私の、意図せず口走っていた言葉や態度によって、娘の自信の水を減らしていたのかもしれません。

直接的な否定の言葉でなくても、以前のような「考えの押しつけ」「同調を求める言葉」を発していたのかも。ああ…怖くなってきました。

自信の水を入れることは意識しても、自信の水を減らさないことは、忘れがちでした。

もちろん親として厳しいことも言わなくてはいけない場面はありますが、せっかく自信の水を入れても、無意識に減らしてしまってはどうしようもないですね。

不安を態度で伝えてしまったり、承認欲求を向けたりしないよう、今後さらに気をつけていこうと思った出来事でした。「私は親」を自覚することにします。